Gripple History
グリップルは、一人の実業家による一つの発明がきっかけで誕生しました。 現在、UK、フランス、アメリカ、インド、カナダの主要5か国を中心に、世界14の拠点で700名以上の社員を持つグローバルブランドとして、事業を展開しています。 1989年の設立以来、社員の弛まぬ挑戦により、現在に至るまで成長を続けています。 グリップルの歩み、受賞歴、画期的な発明について、詳しくはこちらをご覧ください。
全ての始まり
1985年、天気のすぐれないじめじめしたとある一日のことでした。ワイヤーの営業担当者とともにウェールズの丘陵を訪れたヒュー・フェイシーは、その農場主の抱える課題を解決できないものかと思案していました。農場主はフェンス同士を接続する際、ワイヤーを曲げたり結んだりする手間のかかる作業を繰り返さなければならず、辟易していました。
そのとき、2本のワイヤーをより簡単に接続する方法をヒューは思い付きました。それが発想の原点となり、グリップルの留め付け金具は誕生しました。
フェンス用ワイヤーの製造を開始
ヒュー・フェイシーは、シェフィールド市のバーリー地区にある使われなくなった家具工場で、フィールドフェンス・有刺鉄線・フェンス留めの生産を始めました。
グリップル留め付け金具誕生のきっかけ
ウェルシュ地方の農場主がフェンスを組み立てるのに、ワイヤー同士を水平に結んでいる様子をヒューが目にした際に、2本のワイヤーを繋ぐ小さな仕掛け-ばねと鉄の玉による仕掛け-が誕生しました。
グリップルができるまで
開発の第一段階は、ナッツフォードにある Cheshire Engineering社での量産可能な試作品の製作から始まりました。ブライアン・ショークロス(1995年にグリップルに入社)が中心となり、プロジェクトは進められました。1987年には次の段階に進み、デザインの有力候補として鉄製の玉を内蔵することに決まりました。そして次の課題は一定の耐力を備えたハウジングの材料選定でした。
1988年 グリップ&プル (Grip & Pull)
亜鉛合金が最良の材料であることが判明し、ダイカストした2枚のハウジングを6か所リベット留めした最初の試作品が完成しました。しかし、これは非常に壊れやすかったため、2作目ではリベット留めの箇所を10に増やし、留め付け部分にスポット溶接を施す改良が加えられました。この試作品が成功し、その後量産へと繋がりました。そして、グリップ(掴む)&プル(引っ張る)の2語の組み合わせから、グリップルというブランドが生まれたのです。
ボブ・フォスター (Bob Forster)
ボブ・フォスター (Bob Forster) BHP (オーストラリア)との販売契約締結
9月、グリップルの留め付け金具第1号が完成
9月、グリップルの最初の留め付け金具が製造され、8個入りの箱で販売されました。
1989年 ハウジングの一体化
2枚のハウジングをリベット留めする構造は、繋ぎ部分に負荷が集中するという弱点を持ち合わせていました。これを解決するため、ハウジングの一体化と、内蔵された玉とばねを金属製のエンドキャップで留める構造が考案されました。生産が本格的に開始され、ロール状のフェンスに留め付け金具を予め付属して出荷されるようになりました。なお、グリップルミディアムはワイヤー径1.6mm~3.2mmに対応するよう設計されました。その後、グリップルの留め付け金具は修繕にも使われるようになりました。
グリップル リミテッド(Gripple Lmited)の設立
グリップルリミテッドが別会社として登記されました。
グリップル インク (Gripple Inc.)の設立
グリップルインクがアメリカで12月22日に法人化されました。
アルフレード カルモ (Alfredo Carmo)とのパートナーシップの開始
ポルトガルで、Alfredo Carmo of Anglo Portuguesa社と提携開始。工場で予め留め付け金具が取り付けられたフェンスの、コンテナ一本分の取引から始まり、その後イベリア半島とフランスにおける、ぶどう園向けグリップル製品の世界最大の販売会社となりました。そのパートナーシップは現在も続いています。
ジャンボ グリップル (Jumbo Gripple)の誕生
2.5mm~4.0mmのワイヤー径に対応するジャンボ(留め付け金具)を開発。
グリップル テンションツールの販売開始
テンションツールの販売開始。右利き・左利きの両方に対応し、しっかりと留め付け金具を挟み込むデザインで、仕上がりを確認しながら作業ができるようになりました。これにより、農家のお客様はグリップルの留め付け金具により簡単にワイヤーを張れるばかりでなく、いつでも必要に応じテンションを掛け直すことができるようになりました。また、フェンスの修復作業でのテンションの掛け直しにも使用いただけるようになりました。
マツォリーニ (Mazzoleni)とのパートナーシップの開始
バーミングハムのフェンス展示会での縁から、自社製ワイヤー製品を扱うMazzoleni社と長期のパートナーシップを締結。
BHP (現OneSteel)との取引開始
くさびの表面形状を改良し、高張力ワイヤーへの耐力を強化した製品の発明を機に、BHP社(現OneSteel社)との取引を開始。同社との取引は現在も続いています。
ローラーの改良
新形状のくさびを搭載した製品は、最も普及している高張力ワイヤーのロックに適しており、海外での採用実績も増えていきました。1990年以降、従来のボール状のくさびに替わって、新しいくさびがワイヤーの主要なロック機構となっていきました。
スモール グリップル (Small Gripple)の開発
1.0mm~2.0mm径のワイヤー用に、スモールグリップルを開発。
ワイヤー留め付け金具の改良
テンションツールの引張力を調整できるように、ハンドル延長キットを製作。
グリップル バーブド (Gripple Barbed)の開発
2mmx2.5mmのバーブドワイヤー、4.0mm径の軟鋼線に対応する、グリップルバーブドを発売。
プラスチック製エンドキャップの採用
急速に売上が伸びる中、ミディアムをさらに製品改良。プラスチック製のエンドキャップを初めて採用し、より小さくなった一体型ハウジングは、内部形状をわずかに改良して耐久性を向上させました。写真で1988年のオリジナルデザインとの違いをご覧ください。
エステート ワイヤー(Estate Wire) の売却
Estate Wire社がTrefil Arbed of Luxembourg社に売却されました。売却後も2年間は同じ場所に存続し、建物もTrefil Arbed of Luxembourg社からリースで借り受けました。売却で得た資金はグリップルの新製品の開発に充てられ、会社は国内の一供給業者から国際的な商社へと転換しました。
FEA解析
アメリカでFEA手法を用いて、バーブド用留め付け金具の製品性能を向上させることに成功。FEA手法によりハウジングのどの部位に負荷が掛かるかを特定でき、原材料の量を増やすことなく設計の修正だけで製品の耐久性を強化することができました。
ミニ グリップル (Mini Gripple)の販売開始
建築業界での軽量物の吊り下げ用途にミニグリップルを発売。グリップルの留め付け金具の中でリリース機能を搭載した最初の製品となりました。
アドジャスタ マキシ (Adjusta Maxi) の改良
アジャスタシリーズの第2弾となるマキシモデルを発売。2.5mm~-4.0mm径のワイヤーに対応。
本社移転
9月、グリップルはオールドガンワークスに移転しました。社員数は19人で2台のアセンブリ設備を備えていました。
改築・移転式典の際にはウェールズ公であるチャールズ皇太子にご臨席を賜り、「大変素晴らしい建物に生まれ変わった」と最大限の賛辞を賜りました。本社建物の一角にスパイダーの彫刻を掲げ、今ではシェフィールドの町のランドマークになっています。
アドジャスタのラインナップが4つに
1995年初頭にアジャスタシリーズにミディとメガモデルが加わりました。これにより、ミニ・ミディ・マキシ・メガの4つのラインナップが揃い、2.0mm~6.0mmのワイヤー径に対応可能になりました。
MK2 テンションツールについて
MK2テンションツールは材料調達と組み立てを内製化した最初の製品です。内製化により在庫管理が容易になり、需要変動にも柔軟に対応できるようになりました。また、外注していた頃の価格高騰を防ぎ、適正な価格を維持することも可能になりました。
Gripple Rope Grip 8モデルの販売開始
ワイヤー留め付け金具の従来からのマーケットに、2mm~13mm径のワイヤーに対応する8種類のグリップルロープグリップを投入しました。ミニ・ミディ・メガは2.0mm~5.0mm径、その他の新しい5種類が6.0mm~13.0mm径のワイヤーに対応していました。
ISO 9002の認定 (現ISO 9001)
ISO 9002認証取得-品質管理システム(2001年、ISO 9001に変更)
Rapidoシリーズの専属販売
ベルギーのべカルド社用にラビド・ラビドスーパーの2つの新モデルを開発。べカルド社はヨーロッパにおけるフェンスと格子垣用ワイヤーの一流ブランドであり、世界有数の伸線機械の製造メーカーです。
セッティングキー
グリップルロープグリップ(GRG)は非常に魅力的な製品でした。ワイヤーを留め付け金具に挿入するだけでワイヤー同士の接続が可能になりました。一方、従来工法ではワイヤー径に応じて1~4個の部材が必要でした。さらに、GRGシリーズは専用のリリースキーで簡単に長さ調整が可能でした。
白い象- マーケットを探して
GRGの販売から1年後、売れる製品はありながら売れる市場がないという状況に。1996年には代理店の売上も不振に陥りました。
全ねじの代替として-建築業界への進出
1997年、全ねじに代わるものとして、ワイヤーと留め付け金具のキットで建築業界への進出を果たしました。機械・電気設備の分野で採用され高い評価を頂きました。簡単に素早く施工でき軽量で持ち運びも楽な上、現場ですぐにご使用いただけるキットでご提供することにより、人件費の明確な削減につながったことが高い評価を受けた理由となりました。
新ハングファースト (Hang-Fast)の販売開始
スタンダードハンガーが1月に発売され、新しい工法や基準を模索する専門工事業者に直接販売されました。この新しいマーケット向けにNo.2からNo.5までの4種類の高耐力製品が発売されました。それらは35 kg(77 lbs)から325 kg(715 lbs)の荷重に対応するよう設計されていました(安全係数5)。
グリップル ヨーロッパ (Gripple Europe)の設立
グリップルヨーロッパがフランスのストラスブール近郊のオベルネに事務所兼倉庫を開設。農業担当のデニス・ アントニーが異動してこれを管理し、機械・電気設備分野への展開に注力することとなりました。
100,000,000個 販売達成
第6期に留め付け金具の1988年以降の累積販売個数が1億個を突破。
ハングファーストNo.1がラインナップに登場
スタンダードハンガーNo.1が軽量の機械設備・室内装飾・看板の吊り下げ用に発売。
安全荷重の設定-スタンダードハンガーNo.2,No3
安全係数5は変更なくNo.2・No.3の設計荷重を45kg(100lbs)と90kg(200lbs)に再設計。
グリップルロゴの決定
グリップルのロゴの外見を改め、“G”アイコンを追加。これにより45種類もあったカンパニーロゴを統一しました。
MK3 テンションツールの誕生
鉄とグラスファイバーナイロンを採用してMK3テンションツールが改良されました。ゲージが内蔵され150kg~400kgまで計測可能になり、テンションの掛け過ぎを防げるようになりました。
ロードホグ(Load hog) の設立
ロードホグが法人登記され、オールドウエストガンワークスから移転を開始。
グリップルタクシー
新しいグリップルロゴはシェフィールドのグリップルタクシーを後援し、ブランドを市内で宣伝するために用いられました。そこには“未来を創る”“革新を進める”の言葉が添えられていました。
200,000,000個 販売達成
2005年の第3期に、1988年以来の農業・建築分野における留め付け金具の累計販売個数が2億個を突破。
ロードホグ(Load hog) 移転
ロードホグがオールドガンワークスからドン河畔の新工場に移転。開所式典にはヨーク公爵アンドルー王子にご臨席を賜りました。
グリップルヨーロッパ (Gripple Europe)移転
グリップルヨーロッパがオベルネ郊外の専用施設に移転。操業は完全にグリップルによって行われ、倉庫と事務所も格段に改良されました。ヨーロッパで地歩を固める契機となりました。
グリップル インク (Gripple Inc.) 製造開始
2006年、グリップルインクが製造を開始。
新しいフラッグシップの誕生
既存の農業用留め付け金具の特許が2008年で切れることを受け、新しいフラッグシップ製品の開発が不可欠となりました。そこで誕生したのが新しいグリップルプラスシリーズです。グリップルプラスシリーズはスモール・ミディアム・ラージの3製品からなり、1.4 mm~4.2mmのワイヤー径をカバーしています。斬新でなめらかな人間工学に基づく形状に加え耐荷重も強化され、前後両方向への位置調整も可能となりました。
ISO 14001認定
ISO 14001の認定取得。環境負荷低減への取り組みが評価されました。
シェフィールド洪水、そして翌日の復活
ドン川が氾濫しシェフィールドのドン川周辺域は甚大な被害を受けました。その際、オールドガンワークスは避難所となり、行き場を失った市民や社員を一晩中受け入れました。しかし、不屈の精神により翌日から通常通り生産を開始しました。
グリップル インク (Gripple Inc.)移転
グリップルインクは2007年からシカゴに近いオーロラに拠点を置いて、機械・電気設備の市場に販売を行っています。オーロラはグリップルの北アメリカにおける中心拠点であり、製造・販売・マーケティングの機能を担っています。
特許の満了
初期の20年間の特許期限が終了。
ユニバーサルクランプ (Universal Clamp)の誕生
ユニバーサルクランプはグリップルの2つの重要な技術が集約された革新的な製品でした。亜鉛合金のダイカストで作られたハウジングには、ワイヤーを確実に固定する機構に加え、全ねじに接続できる機構が備えられていました。様々なサイズの配管支持を1つの製品で行うことが可能で、文字通りユニバーサルな機能を有した製品でした。
グリップルエキスプレス (Express)の誕生
エキスプレスNo.2はプッシュボタンを内蔵し、荷重を掛ける前にボタンを押すことで簡単に位置調整できます。
300,000,000個 販売達成
第2期に、1988年以来の農業・建築分野における留め付け金具の累計販売個数が3億個を突破。
端末金具のラインナップ追加
11月、スタンダードハンガーの製品ラインナップにスタッド・トグル・Yフィットタイプの製品が追加されました。
ロードホグ(Load hog) 移転
ロードホグがリバーサイド工場から11,000㎡の広さを持つホークストリート工場に移転。これによりプラスチック成形やスマートパッド洗浄の工程に必要なスペースが拡充されました。また、アイデア&イノベーションチームも同工場内にオフィスを構え、グリップル・ロードホグ両社をサポートすることとなりました。
ブラジル、遠すぎた橋
2010年、ブラジルでの事業立ち上げ。しかし、現地の政治システムや税制が障壁となり2013年に撤退。一方で、機械・電気設備の市場においてグリップル製品はその施工性を高く評価され、将来の再チャレンジに向けての可能性を残しました。
リバーサイド工場の設立
オールドガンワークスの工場が手狭となり生産性が低下していました。加えて、当時成長していた特注品生産に対応するための梱包スペースも不足していました。そこで、ロートホグのリバーサイド工場からの移転を機に、留め付け金具の製造ラインをそこに移しました。一方、ワイヤーの製造はオールドガンワークスで継続されました。
グリップル インド (Gripple India)設立
グリップルインドがニューデリーにオフィス・倉庫・工場を開設。6年間プロダクトマネージャーを務めたショーン・カーンがイギリスからインドに転任し、立ち上げに尽力しました。
金属製テンションツールの販売開始
オーストラリアのフェンス市場でのニーズに応えるべく、金属製のコントラクターツールが発売。
1.5mm-3.0mm径ワイヤーの製造開始
グリップルはワイヤー素線の撚り工程も自社で行っています。ホークストリート工場で1.50mm~3.00mm径のワイヤーを製造しており、建築用・農業用の両方のワイヤー需要に対応しています。
テラロックの誕生
気象条件が厳しさを増すことが常態化する中、土壌侵食の問題は世界で注目を集めています。浸食防止マットなどの製品を固定するアンカーと組み合わされたテラロックの発明は、新しいビジネス部門をアメリカに立ち上げる契機になりました。
グリップル ヨーロッパ (Gripple Europe)の改築
1,200万ポンドを投じて、オベルネにあるグリップルヨーロッパのオフィスと倉庫の増改築を行いました。2016年までに売上を倍増させるという3カ年計画達成のために、ヨーロッパでの操業規模を確保することが目的でした。
ダイナミック6 (Dynamic 6)の誕生
ダイナミック6が果樹園の保護ネット向けに発売。この製品の特徴は、中心部にある90度回転させることでダブルロックが可能になるカムにあります。この機構により従来のビスでロックするタイプの製品と比較して、大きく施工時間を短縮することが可能になりました。なお、ダイナミック6は6mm径のワイヤーに対応しています。
400,000,000個 販売達成
第4期に、1988年以来の農業・建築分野における留め付け金具の累計販売個数が4億個を突破。
ダイナミック4 (Dynamic 4)の誕生
7月、農業用にダイナミック4(4.0mm~4.75mm径に対応)が発売。8月、初めて改良されたダイナミック5(6mm径に対応)が、カテナリ―用途で提供していた6mm径対応の従来製品の後継製品として産業市場向けに発売。
従業員による株式の100%所有
100%従業員持株会社化
グリップル25周年
グリップル創立25周年
グリップル インク (Gripple Inc.)改築
グリップルインクがオフィスと倉庫を“グリップル化”。地元アーティストのジョー・ギャンジペイン氏作の、1200平方フィートにおよぶ印象的な壁画が特徴です。
グリップル ポーランド(Gripple Poland)設立
5月26日、ワルシャワにてグリップルポーランド設立。
エンジェルの販売開始
エンジェル(1.5mm径に対応)が発売。軽量な照明・防音バッフル・看板などの吊り下げに最適な製品です。吊り下げ物に簡単に接続できるよう、様々な形状の取り付け部を持った製品をラインナップしています。
500,000,000個 販売達成
第8期に、1988年以来の農業・建築分野における留め付け金具の累計販売個数が5億個を突破。その生産に約16,000トンの亜鉛が使用されました。2014年7月4日の会社創立25周年記念式典でも、これらの業績が祝われました。他方、グリップルにとって2014年は海外ビジネス開始から25周年の節目であり、またオールドガンワークスでの操業開始から20周年、グリップルヨーロッパ設立から15周年の記念すべき年でもありました。
エド・スタッブス(Ed Stubbs)が社長に就任
2011年からロードホグの社長を務めていたエド・スタッブスが、2015年にグリップルリミテッドの社長に就任しました。
同時に、グリップルインドを4年間支えたショーン・カーンがUKに帰国し、ロードホグの社長に就任しました。
5度目の英国女王賞の受賞-国際貿易部門
英国女王賞-国際貿易部門において5度目の受賞。
EOA賞-従業員所有事業の効果
グリップルの企業文化、社員エンゲージメント、生産性、売上成長など、様々な面で顕著な前進が見られたことが、EOA*にも評価されています。
*EOA: Employee Ownership Association
600,000,000個 販売達成
グリップルのワイヤー留め付け金具の総販売個数が、1988年からの通算で6億個に到達。その製造には約20,000トンの亜鉛が使用されました。
グライド ハウスがオープン
2011年に設立されたグライドの本部は、1874年に建設され730名もの学者を輩出した歴史ある旧学校校舎に建設され、グライドハウスと名付けられました。
改修工事の後、2017年9月にジャック・ニコルス司教をお招きしオープンセレモニーを行いました。
グライドハウスでは、グリップルとそのグループ会社の社員に食事が提供される他、パーティやカンファレンスの会場としても使用されています。また、グリップルの企業文化を推進する部門、および社員トレーニング部門のオフィスも併設されています。
グリップル カナダ(Gripple Canada)設立
トロントに拠点を置くグリップルカナダは、2017年5月に設立されました。グリップルフランスから出向したClare Puharréが中心となり、オフィス兼工場を立ち上げました。現在、カナダ市場において確固とした地位を築いています。
リバーサイド工場の改築
2015年の設立以来の成長に伴い、2017年7月14日に、マスターカトラーであるリチャード・エドワード氏にご臨席いただき、新工場のオープンセレモニーを行いました。改修により工場フロアは55%拡張して床面積約5,000平米となり、オフィス、会議室、駐車場も合わせて改装されました。
ファスト トラック(Fast Trak™)の誕生
ファストトラックの開発は、グリップルにとって画期的なことでした。ファストトラックは、限られたスペースをいかに有効活用するかという試行錯誤の末誕生しました。この画期的な製品により、これまで以上にお客様の幅広いニーズにお応えできるようになりました。
ユニグリップ (UniGrip)の誕生
高荷重にも使用可能で、ワイヤーの長さ調節も容易、また現場の様々なアプリケーションに応じて選択可能な本体形状のラインナップを有する、ユニグリップが誕生しました。